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今週の株式・外国為替市場の動き総括、3月9~13日 - iFOREX

今週はCOVID-19の拡大が止まるかどうかが金融市場にとっての最大の関心事だった。しかし実際には今週になって欧米を中心にますます拡大し、株式市場は先々週に続いて暴落。日経225平均はブラックマンデーの週を超える過去最大の下落を見せた。

NYダウは全営業日で4桁動く

今週は9日月曜朝に日本の第4四半期GDP改定値が発表され、予想の前期比年率-6.6%に対し発表は-7.1%と予想より悪い数字が出た。また11日水曜には米2月CPIが発表され、前年同月比で予想が+2.2%、結果が+2.3%と予想を上回った。


しかし今週の金融市場にとって最大の関心事は、経済指標よりもCOVID-19(新型コロナウイルス)であったことは言うまでもない。中国では感染拡大がやや落ち着いてきたと言われる中、今週になって欧州ではすでに感染が広がっているイタリアの他に、フランスやスペインを中心に他国でもCOVID-19が爆発的に拡大。


スペインは非常事態宣言を発令し市民の外出を禁止。フランスでは学校が全て休校とされ、生活必需品以外の商品を売るお店は営業停止を命じられた。またイギリス・ドイツを初め他国でも同様の措置が取られている。


さらにアメリカも13日金曜にトランプ大統領が非常事態宣言を出し、この日から欧州各国からの入国を30日間禁止するなど影響が大きく広がっている。


COVID-19の世界的な流行の終わりが見えない中、株式市場は先々週に続いて暴落した。9日のNYダウは2,013ドル安と史上初めて下げ幅が2,000ドル超えの1日だった。10日火曜には1,167ドル反発したものの、11日にはまた1,465ドル下落。そして12日木曜には2,352ドル安と9日以上の暴落を見せた。


だが13日にはトランプ大統領が非常事態宣言を出したことが買い材料となり、1,985ドルも上昇した。結局週足では2,679ドル安で終わり、5営業日全てで1,000ドル以上動いた大乱高下の1週間だった。


為替市場では円安になったものの東京株式市場も今週は暴落が続いた。日経225平均は9日に1,050円下落し、昨年1月以来の終値19,000円台をつけた。10日は少しだけ反発したが11日には451円安、12日は857円安と大幅下落が続き、13日には場中に一時2,000円近く大暴落して16,000円台をつけた末に、1,128円安で終了した。


なおこれで今週の日経225平均は3,318円安となり、米でブラックマンデーのあった1987年10月19日月曜からの週の3,068円安を抜いて過去最大の週足下げ幅となった。


また今週は仮想通貨市場でもリスク回避の売りが進んだ。9日朝時点では83万円だったヒットコインは、その後下落が続き13日午前中には41万円とほぼ半分まで暴落。またイーサリアムなど他の主要仮想通貨も同様に暴落した。しかし13日午後以降はリバウンドが見られ、ビットコインは週末までに60万円付近まで値を戻してきた。


来週は19日木曜に日米の政策金利発表がある。アメリカは0.5%の利下げがほぼ確実と見られており、それ以上の利下げも予想されている。また日本も日銀が何らかの追加緩和措置を出してくる可能性が高いと見られている。


これらの追加緩和措置によって株安が止まればよいのだが、COVID-19の拡大が止まらない現状では難しいかもしれない。

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March 15, 2020 at 07:10PM
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