
[シドニー 9日 ロイター] - オセアニア外国為替市場では、豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルがともに堅調を維持。新型コロナウイルスの世界的な流行のピークが近いかもしれないとの期待感が背景にある。ただ、世界の新型コロナ感染による死者は増えている。
豪ドルは0.6223米ドルで、週初から3.8%上昇し、前月付けた17年ぶりの安値である0.5510米ドルから一段と持ち直した。上値抵抗線の0.6215米ドルを突破し、次は0.6326米ドルの抵抗線を目指す可能性がある。
NZドルは週初から2.4%近く上昇し、0.6002米ドル。0.6067米ドルが強い抵抗線。NZ市場は10日と来週明け13日が祝日のため休場となる。
格付け会社S&Pグローバルは8日、オーストラリアの「AAA」格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたが、格下げまでには少なくとも1年あるとみられることから、豪ドル相場への影響は短期に終わった。
豪国債への需要にもほとんど影響がみられず、豪政府が9日に行った30億豪ドルの新発債の入札では堅調な需要があらためて確認された。
豪3年債利回りは0.28%で、週初から若干上昇。ただ、オーストラリア準備銀行(中銀)による積極的な買い入れで、中銀の目標である0.25%近辺にとどまっている。
豪10年債利回りは週初から20ベーシスポイント(bp)上昇し、0.97%。米国債の動きを追随する流れがあるほか、中銀が今週、今後の状況が改善すれば、国債買い入れペースを鈍化させる可能性があると示唆したことが影響している。
NZ政府も借り入れを大幅に引き上げる計画で、2019/20年度の国債発行額は前年の約2倍の250億NZドルとなる見通し。
一方、NZ準備銀行(中銀)は来週、18億NZドル相当の国債を買い入れる計画。今週と同額になる。
コモンウェルス銀行のエコノミスト、キンバリー・ムンディ氏は「NZのソブリン格付けの見通しは今回の景気後退(リセッション)局面の間に引き下げられる」と予想。ただ、NZドルへの影響は短期的なものにとどまる公算が大きいとした。
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April 09, 2020 at 10:39AM
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シドニー外為・債券市場=豪ドル・NZドル堅調、感染ピーク巡る期待感で - ロイター
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