9日午前の外国為替市場で円相場は対ドルでじり安の展開となっている。10時時点は1ドル=109円02～03銭と前日17時時点と比べ19銭の円安・ドル高となっている。10時前には一時1ドル=109円04銭近辺まで円安が進んだ。10時前の中値決済に向け「輸入企業のドル買いがやや多い」（国内銀行の為替担当者）との声があった。実需の円売り・ドル買いが円を押し下げている。
新型コロナウイルスの感染拡大ペースが米欧で鈍っているとの期待から、「低リスク通貨」とされる円の売りが引き続き優勢になっている。一方、日本で緊急事態宣言が発令され、経済活動が一段と停滞するとの警戒が根強い。円の下値は限られている。
円は対ユーロでも下落し、10時時点では1ユーロ=118円52～53銭と、33銭の円安・ユーロ高だった。リスク選好の動きから対ユーロでも円を売る動きが強まった。ユーロはドルに対しては買われ、10時時点では1ユーロ=1.0871～72ドルと、同0.0011ドルのユーロ高・ドル安。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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April 09, 2020 at 08:19AM
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外為10時 円、じり安 一時109円台前半 輸入勢が売り - 日本経済新聞
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