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今週の株式・外国為替市場の動き総括、3月2~6日 - iFOREX

先週はCOVID-19の懸念が爆発し、NYダウが3,583ドル安と歴史的な暴落となった。今週は暴落が止まるかどうかが焦点だったところ、週足で見ると大きな暴落ではなく一旦止まった形になった。しかし日足では連日乱高下が続いており、ボラティリティの高い相場は変わっていない。

ダウは日足で過去最大の上げも

1月下旬以来拡大が続いていたCOVID-19(新型コロナウイルス)の懸念が先週ついに爆発。世界の株式市場は暴落し、NYダウは史上最大の3,583ドルも大暴落した。そのため今週の焦点は、暴落が止まるかどうかにあった。


まず今週は多くの重要な発表があった。4日水曜に発表された米2月ADP雇用統計は、予想の前月比17万人増に対し発表は18万3000人増だった。また6日金曜に発表された米2月雇用統計は、予想が17万5000人増、発表が27万3000人増とこちらも予想を上回った。世界経済が急速に後退しつつあるにも関わらず、米の雇用はまだ堅調さを残している。


今週は政策金利発表も複数あり、3日火曜には豪中銀が0.25%の利下げを発表して政策金利を0.5%とした。また4日のカナダ政策金利発表は0.25%の利下げが予想されていたが、実際は予想を上回る0.5%の利下げが発表された。さらに3日の午後12時には米FRBが0.5%の緊急利下げを発表するなど、先週の株価暴落を受けて世界各国は早くも金融緩和に動いている。


先週の市場終了前にFRBのパウエル議長が近い将来の利下げを示唆したため、2日月曜のNY株式市場ではダウが1,294ドル高と過去最大の暴騰。翌3日は緊急利下げを発表したにも関わらず786ドル下げたが、4日になると1,173ドル上昇。5日には969ドル下げるなど、非常にボラティリティの高い日が4日間続いた。


6日も一時は900ドル以上下げたが、後半にリバウンドし最終的には256ドル安だった。結局週足では355ドル高とやや上昇して終了し、一旦は下げ止まった形になった。


為替市場では米FRBや他国中銀が利下げに動いたため、円高が進行した。米ドル/円は今週スタート時には107円台にあったが、週前半から円高・米ドル安が緩やかに進行。後半になると下げが加速し、最終日には一時昨年8月以来の104円台をつけた。


円高によって東京株式市場も軟調な1週間だった。NY株式市場が大きく乱高下した2~5日は、東京市場はNYに比べて小さい幅での上下が続いた。だが6日には日経225平均が580円安と大きく下げ、週足では393円安の20,749円で終了した。


先物市場でも今週は大きな動きがあった。NY原油は6日に行われた減産交渉決裂のために週の終了間際に大きく下げ、2016年夏以来の41ドル台で終了。またNY金は世界経済に対する懸念や各国の利下げのため反対に高騰し、今週スタート時は1,580ドル付近だったが週後半には1,700ドルにまで近づいた。


来週は日本やユーロ圏の第4四半期GDP改定値の他に、ユーロ圏の政策金利も発表される。ユーロ圏も他国に追随して利下げを行う予想が出ているが、利下げ余地は限られている。世界ではイタリアで約1,600万人が住む北部の広範囲が封鎖されるなどCOVID-19の脅威が拡大しており、来週も株価が下落する可能性は高い。

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March 08, 2020 at 06:52PM
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