Search

今週の株式・外国為替市場の動き総括、2月17~21日 - iFOREX

今週は日本のGDPやCPI発表、それにアメリカやユーロ圏の中銀から議事要旨の公表があった。そして今週もCOVID-19の懸念が市場に残り、特に後半になって株式市場が下落した。

為替は急激な円安に

今週発表された経済指標としては、まず17日月曜に発表された日本の2019年第4四半期GDPがある。だがこの時期は日本にとって消費税増税の直後にあたり、増税の影響で消費が減退し成長率は前期比年率-6.3%と非常に悪い数字だった。また21日金曜に発表された日本の1月CPIは、生鮮食料品を除いた数字で前年同期比+0.8%だった。


一方今週は米FOMCと欧州ECB理事会の議事要旨が公表された。FOMCの議事要旨は今後の利下げに対し消極的な姿勢を示していたが、ECBも含めそれ以外は特に目立った内容はなかった。


そして今週も先週までに引き続きCOVID-19(新型コロナウイルス)とその経済への影響懸念が、市場の大きな材料となった。中国での感染者数は増加ペースが落ちているものの、今週になって日本や韓国など周辺国での患者が増えてきた。また欧州のイタリアでも感染が増えつつある。


このような状況と先週まで上昇が続いてきた反動から、今週の株式市場は軟調だった。17日が休場していたNY株式市場は18日火曜にはダウが166ドル安と下落。19日水曜は反発したものの20日木曜には128ドル安と反落し、21日は227ドル安と続落した。結局週足では406ドル安と大きな下落で終了。


またNASDAQ総合指数は週前半には上昇し9,800を越えて史上最高値を更新。10,000は時間の問題かとも思われたが、週後半には下落し9,500近くまで後退した。


今週は為替市場で目立った動きがあった。週の開始時には109円台後半にあった米ドル/円は、最初の2日間はほぼ横ばいが継続。しかし19日夕方頃になって突然急激な円安が進行し、その日から20日にかけて112円まで上昇。過去数ヶ月抑えられていた110円付近のレジスタンスラインを一気にブレークし、昨年4月以来の高値になった。


国内株式市場は全体的に軟調だったが、円安を受けて反発する場面もあった。今週を23,500円付近からスタートした日経225平均は、17~18日にかけて下落し18日は23,100円台で終了。


しかし19日から円が急落したために19~20日にかけて反発し、20日には一時23,800円をつけたが、上昇は続かず20日後場から21日にかけて大きく下落。21日場中の終値は23,300円台で、その後は先物が続落して終了した。


来週はアメリカやドイツ、そしてカナダの第4四半期GDP発表がある。さらにアメリカの1月個人消費支出も発表されるが、COVID-19の経済への悪影響懸念はまだまだ市場に残るだろう。

Let's block ads! (Why?)



"外国為替" - Google ニュース
February 23, 2020 at 07:31PM
https://ift.tt/2SRvivx

今週の株式・外国為替市場の動き総括、2月17~21日 - iFOREX
"外国為替" - Google ニュース
https://ift.tt/2NYfrrr
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "今週の株式・外国為替市場の動き総括、2月17~21日 - iFOREX"

Post a Comment

Powered by Blogger.