女子中高生向けに人気ブランドの服やバッグを貸し出すファッションレンタルスペースが2月、渋谷区の原宿に期間限定で開設された。運営を担ったのは現役の高校生3人。「私たちの欲望や可能性に自分でふたをしない」と起業。企画から運営まですべてを担った。
JR原宿駅から徒歩10分。衣料品店が集う「裏原宿」にある店舗の一画に、2月9~29日、1着300円で服が借りられるショップ「放課後マネキン」がオープンした。
運営する株式会社「Nadie(ナディエ)」は、都内の私立高2年の古城栞(しおり)さん(17)が、ともに同い年で高校2年の宇賀神桃子さん、白井花さんと昨年9月に起業した。取り扱う洋服は、中高校生に人気のガーリー系やストリート系、韓国ブランド、少し背伸びした大人向けのブランドと幅広い。
同店を訪れた女子高校生(2年)は100着以上が並ぶ洋服ラックの中から「明日、遊園地に行くための、暖かくて可愛い服を探してる」とフリース素材の上着を手に取った。古城さんは「これと合わせると絶対かわいい」とデニムパンツを提案。店内にいた白井さんらから「いいね!」と声が上がった。
代表取締役を務める古城さんは「中高生の『自分らしさを表現したい』という気持ちを、手軽に、自由に実現できる場をつくりたかった」と説明する。
拡大するNadieを立ち上げ、運営する白井花さん(左)と古城栞さん=東京都渋谷区神宮前3丁目
3人が知り合ったのは、2018年に京都大学が都内で開いた学習講座だ。商品開発や、新しいサービスの提供に興味がある高校生約20人が参加した。その中で、「個性を大切にするサービスが作りたい」と提案した古城さんに、ほかの2人が共感した。
「自分らしさ」は何かを話し合い、「平日は制服で、自分らしさを表現する機会が少ない」と意見が一致。服装の自由が制限されがちな中高生に「おしゃれの選択肢を」とファッションに軸を置こうと決めた。
土台となったのはそれぞれの経験だ。「好きなおしゃれで気持ちも解放された」「お小遣いだけで買える服は少しだけ」「安い服を1、2回着ては捨ててしまった」。3人が通う学校などでアンケートを実施し、集まった中高校生750人分の回答にも同じ声がいくつもあった。
「高校生はいろんなスタイルに挑戦しながら、自分らしさを探している。私たちが満足できるレンタルビジネスを考えた」と白井さん。講座で「一般企業は中高生のデータを持っていない。アンケート結果は強み」と評価を受けた。京都大学の講座を通じ、知り合ったファッション系マーケティング企業「iEnt(アイエント)」などから資本金や登記の支援を受け、起業した。
アパレル企業には、中高生への…
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March 08, 2020 at 01:21PM
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