経営するポンジーでお直し作業をする岡田怜子さん=いずれも栃木市で |
秀逸なアイデアを持つ栃木市内の起業家を市が顕彰する「蔵の街とちぎビジネスプランコンテスト」で、洋服のお直し店を営む主婦、岡田怜子さん(39)が最優秀賞に輝いた。家庭に埋もれた着物生地を格安でワンピースにリメークするなど、ユニークなアイデアで地域の需要を掘り起こした。 (梅村武史)
「家庭に眠っている着物や衣類にもう一度、活躍のチャンスをあげたい」と語る岡田さん。三児の母で育児や家事をこなしながら、昨年十一月、同市大平町西野田に「ポンジー」を開店した。
近年、ミシンを扱える主婦が減り、衣料品を直して使う文化が廃れるなか、地域唯一の洋服お直し屋さんとして潜在的な需要を掘り起こし、月に百人を超す来客があるという。着物生地からワンピースへのリメークが二万円から、学生服のサイズ直しは七百円からと格安だ。
「小さいころから古い物が好きだった」と岡田さん。心に浮かぶのは、いまは亡き祖母の思い出だ。「良質の着物を長く大切に使っていた。そこから伝わる温かみを子どもながらに感じていた」と振り返る。
出店の動機は三年ほど前、埼玉県で開かれた古物市場を訪れたときの衝撃という。多数の高級着物の生地が捨て値で売られており、もったいない気持ちでいっぱいになった。
「着物には所有者の思いが詰まっていて、二度と着ないと分かっていてもなかなか手放せない。結局、最後は廃棄か、二束三文で業者に引き取ってもらうことになる」
持ち主の思いをすくい、有効利用したい。二年前、知人の仕立屋に弟子入りし、お直しの基本を学んで開店にこぎ着けたという。
コンテストの受賞が決まったのは一月二十九日。「地域貢献性、密着性が高い」「リメーク品がハイクオリティー」など高く評価され、奨励金八十万円を贈られた。岡田さんは「店をチェーン展開するのが夢。奨励金はその資金です」と話していた。問い合わせはポンジー=電0282(25)6572=へ。
岡田さんが高級絹織物、大島紬(つむぎ)からリメークしたワンピース |
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February 02, 2020 at 05:45AM
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栃木市の岡田さん、埋もれた着物を洋服に 起業家コンテストで最優秀賞:栃木(TOKYO Web) - 東京新聞
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