【NQNニューヨーク=川内資子】1月31日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し、前日比65銭円高・ドル安の1ドル=108円25~35銭で取引を終えた。新型肺炎の感染拡大への警戒感から米株式相場が大きく下げ、リスク回避の際に買われやすい円が上昇した。
新型肺炎は世界各地で感染拡大を続けている。米国務省は30日、米国人の中国全土への渡航の警戒レベルについて、4段階で最も高い「渡航中止・退避勧告」に引き上げた。トランプ米政権は午後、最近中国に滞在した外国人の入国を一時的に拒否する方針を示した。複数の米航空大手が中国便の運航の一時休止を決めており、感染拡大が世界経済に悪影響を与えるとの懸念が一段と高まった。
米株式市場ではダウ工業株30種平均が600ドルを超える大幅安となった。米債券市場では相対的に安全な資産とされる米国債が買われ、長期金利が低下(価格は上昇)した。外為市場ではリスク回避目的や日米金利差の縮小に着目した円買いが入った。
昨年12月の米個人消費支出(PCE)は前月比で増えた。米連邦準備理事会(FRB)が重視するPCEデフレーターはエネルギー・食品を除くコア指数が前年同月比1.6%上昇と、FRBが目標とする2%を下回る状態が続いた。当面の米政策金利の据え置き観測が強まったが、相場の反応は限られた。
円の高値は108円31銭、安値は108円96銭だった。
円は対ユーロで横ばい。前日と同じ1ユーロ=120円15~25銭で取引を終えた。
ユーロはドルに対して続伸し、前日比0.0065ドル高の1ユーロ=1.1090~1100ドルだった。英ポンドが対ドルで上昇したのにつれて、欧州通貨であるユーロも対ドルで買われた。
ユーロの高値は1.1096ドル、安値は1.1047ドルだった。
英ポンドは対ドルで上昇した。前日にイングランド銀行(英中銀)が市場の一部の引き下げ予想に対して、政策金利の据え置きを決めたことを受けた英ポンド買いが続いた。英国が現地時間午後11時に欧州連合(EU)から離脱するが、これを材料とした取引は目立たなかった。
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February 01, 2020 at 05:38AM
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