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今週の株式・外国為替市場の動き総括、4月13~17日 - iFOREX

今週は各国の3月経済指標が多く発表され、その多くがCOVID-19の影響で大きく悪化していた。しかし悪化した経済指標にも関わらず株式市場は堅調で、特に17日にトランプ大統領が発表した米国内の経済活動再開指針が市場をかなり押し上げた。

中国のGDPは初のマイナス

今週は主に3月経済指標が多く発表されたが、それらはどれもCOVID-19(新型コロナウイルス)の影響で大きく悪化していた。


15日水曜に発表された米3月小売売上高は、前月比-8.7%。同じ日に発表された米4月NY連銀製造業PMIは-78.2と記録的に低い数字だった。また米3月鉱工業生産は前月比-5.4%だった。


16日木曜に発表された米経済指標は、3月住宅着工件数が前月比-22.3%の121万6000件、3月建設許可件数は前月比-6.8%の135万3000件、4月フィラデルフィア連銀製造業PMIが-56.6だった。またこの日に発表された新規失業保険申請件数は、524万5000件と4週連続で過去最大レベルの数字だった。


そして17日金曜朝に発表された中国の1~3月期GDPは、前年同期比-6.8%で1992年の四半期統計開始以来初のマイナスだった。


経済指標がこれほど悪化しているにも関わらず、各国の大規模金融緩和に支えられて今週の株式市場は堅調だった。NYダウは13日月曜には328ドル安と下落したが、14日火曜には500ドル以上上昇。そして17日朝にトランプ大統領が米経済活動再開への指針を発表すると、この日は704ドル上昇した。週足で見ると505ドル高で、暴騰とは言えないものの堅実に上げた週となった。


東京株式市場も同様で、細かい上下はあったが全体的に見ると堅調な1週間だった。13日は19,312円からスタートした日経225平均は、月曜から金曜まで19,000円台で推移。17日には米経済活動再開指針を受け一時20,000円に接近したものの、20,000円を回復することはできず週足では399円高だった。


為替市場を見ると米ドル/円には大きな動きなく、週を通してほぼ107円台で推移。ユーロ/円は117円台後半から今週をスタートし、緩やかな下げが続き1週間で1円ほど下げたのみだった。一方新興国通貨は今週も下げが続き、トルコリラ/円は16円10銭付近で始まった後下落し、週後半には2018年8月の安値を下回る15円40銭台をつけた。


先物市場では原油が軟調だった。先週末には産油国が日量1,000万バレルの大規模減産で合意したものの、原油価格を押し上げるには至らず。今週開始時点では23ドル付近にあったNY原油は週を通して下落し、17日には約20年ぶりとなる17ドル台をつけた。


来週は重要な経済指標・政策金利の発表は少ないが、23日木曜には米3月新築住宅販売件数、24日金曜には日本の3月CPIが発表される。その他の各種経済指標も3月分のものが多いので悪化が見込まれるが、大きな悪化がなければ株式市場の続伸も期待できる。ただし1~3月期の企業決算発表シーズンに入っており、米の大企業で大きく悪化した数字が出ると株式市場に影響する展開も考えられる。

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April 19, 2020 at 05:58PM
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