東京外国為替市場のドル・円相場は上昇に転じている。新型コロナウイルス感染拡大をめぐる米利下げ観測や中国景気指標の大幅な悪化を背景に約5カ月ぶりの安値を付けた後、日本銀行の総裁談話を受けて日本株が上昇に転じるとドル買い・円売りが優勢になった。
ハイライト |
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市場関係者の見方
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジスト
- 新型コロナウイルスの米国などでの感染拡大や中国PMIの大幅な悪化を背景にドル・円も売りが先行したが、日本株に買い戻しが入ったのを受けて下げが一服している
- 新型肺炎は全員が被害者なので、米連邦準備制度理事会(FRB)が事実上の利下げ予告に踏み切り、日銀も総裁談話を発表したことで金融緩和方向の国際協調が意識されている面も
- 今週の注目は株価の行方。先週の大幅安から下げ止まりに転じればドル安・円高も一服するだろう。上げるか下げるかは新型ウイルスを巡るニュース次第だ
NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)
- 市場の鎮静化を狙った日銀の資金供給を受けて、日本株が戻していることから、ドル・円も朝方からの下げを取り戻す形になっている
- 107円半ばでは国内勢の買いが観測されていること、また日銀当局の市場鎮静化策も出てきたことから、いったんは下値を付けた可能性も
- 目先は新型コロナウイルスの情勢を見つつ、米国など主要中央銀行の金融政策の見通し変更を受けた債券市場のリプライシングなどをこなしながら、107円50銭ー109円50銭でのレンジか
背景
- 日銀総裁、潤沢な資金供給と市場の安定確保に努める-新型肺炎で談話
- 米国や豪州、タイで初の死者-感染封じ込めの余地狭まると WHO
- イタリアで 新型肺炎の感染5割増、日米が一部州の警戒レベル上げ
- FRB議長、ウイルス注視し「適切に行動」と表明- 利下げの可能性示唆
- 中国、2月製造業PMIは過去最低-新型ウイルスの影響深刻
- 日経平均株価は前週末比234円91銭高の2万1377円87銭で午前の取引を終了。朝方に付けた昨年9月5日以来の安値2万834円29銭から上昇に転じる
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March 02, 2020 at 07:10AM
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ドル・円上昇に転じる、日銀総裁談話などで日本株反発―一時107円01銭 - ブルームバーグ
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