外為10時 円、下げ渋る ドル需給逼迫が和らぐ - 日本経済新聞

24日午前の外国為替市場で円相場が下げ渋っている。10時時点は1ドル=110円41～44銭と前日17時時点と比べ18銭の円安・ドル高で、朝方からは円高・ドル安となっている。米連邦準備理事会（FRB）の量的金融緩和策の拡大でドル需給の逼迫が和らぎ、円に買い戻しが入っている。

10時前の中値決済に向けては国内輸出企業の円買い・ドル売りも入った。「年度末が近づき、円が安いうちに急いで買いを入れる市場参加者が増えた」（国内銀行の為替担当者）という。

円は対ユーロで下落している。10時時点は1ユーロ=119円30～33銭と前日17時時点に比べ1円44銭の円安・ユーロ高だった。新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なイタリアに対しドイツが支援すると伝わり、円売り・ユーロ買いが優勢になっている。

ユーロはドルに対しても上昇している。10時時点は1ユーロ=1.0802～06ドルと同0.0110ドルのユーロ高・ドル安だった。

〔日経QUICKニュース（NQN）〕

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March 24, 2020 at 08:39AM
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