
[シドニー 6日 ロイター] - オセアニア外国為替市場の豪ドルは4日連続の上昇となる勢い。新型肺炎に対する悲観な見方が後退しているほか、国内指標が好調だったことが支援要因となっている。
豪ドルは1豪ドル=0.6753米ドルに小幅上昇。最近記録した4カ月ぶり安値0.6679米ドルから上昇している。ただ0.6770米ドル付近が強固な上値抵抗線となっている。
ニュージーランド(NZ)ドルは1NZドル=0.6473米ドルに下落。
オーストラリアの第4・四半期の小売売上高は0.5%増と、予想の0.3%増を上回り、過去1年あまりで最大の伸びを記録した。これが豪ドルの支援材料となっている。
市場関係者は、家計消費が第4・四半期の経済成長を小幅に押し上げたと予想。貿易統計によると、純輸出も第4・四半期の経済成長に寄与したとみられる。
BISオックスフォード・エコノミクスのチーフエコノミスト、サラ・ハンター氏は「所得税減税と利下げの効果がようやく消費に波及しつつあるようだ」と指摘。「豪中銀にとっては歓迎すべきデータだろう。中銀は今週、個人消費の回復が今年の経済成長の加速を促すと予想している」と述べた。
豪中銀は4日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の0.75%に据え置いた。市場では大規模な森林火災や中国で発生した新型コロナウイルスによる影響に懸念があるものの、中銀は強気の成長率見通しを変えなかった。
豪中銀のロウ総裁は5日の講演で超低金利のリスクを指摘。これを受け、追加利下げ観測が大幅に後退している。
先物市場が予想する4月の25ベーシスポイント(bp)利下げの確率は22%と、今週初めの80%から急低下。5月の利下げの確率は52%となっている。
0.5%への利下げが完全に織り込まれているのは11月で、ロウ総裁の講演前の6月から後ずれした。0.25%への追加利下げ観測は後退している。
豪3年債利回りは、世界的なリスク選好度の高まりを背景に0.756%に上昇。最近記録した過去最低水準の0.553%から上昇している。
3年債先物は4ティック安の99.250、10年債先物は5ティック安の98.9050。
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February 06, 2020 at 10:32AM
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