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シドニー外為・債券市場=豪ドル軟調、追加緩和観測が重し NZドル堅調 - ロイター

[シドニー 26日 ロイター] - オセアニア外国為替市場は売りが出やすい展開。非伝統的な金融政策も含め、追加の金融緩和観測が重しとなっている。

ニュージーランド(NZ)ドルは、好調な国内指標を受けて上昇。

豪ドルは1豪ドル=0.6776米ドル。重要な下値支持線となっている11月の安値0.6770米ドルに迫っている。この水準を割り込めば、少なくとも0.6710/24米ドルまで下落する可能性が高い。

NZドルは1NZドル=0.6417米ドルで堅調。0.6395米ドルが強固な下値支持線となっている。

豪ドルは対NZドルで200日移動平均線を下回り、1豪ドル=1.0560NZドルと、8月下旬以来の安値付近。

NZドルは、第1・四半期のNZの小売売上高が数量ベースで前期比1.6%増と、予想を上回ったことが好感されている。エレクトロニクス製品の販売などが好調だった。

ウエストパックのシニアエコノミスト、Satish Ranchhod氏は「きょうの小売売上高は、NZの景気循環が上向き始めたとの我々の見方を裏付けるものだ」とし「低金利で住宅市場が拡大しており、これが消費意欲の拡大につながっている。政府支出も増加しており、今年終盤から来年にかけて個人消費の拡大は続くだろう」と述べた。

こうしたことからNZ中銀の追加利下げの必要性が低下する可能性がある。市場が予想する次回2月12日の政策決定会合での利下げの確率は26%にとどまっている。

一方、豪州では雇用・賃金統計が予想を下回っており、2月の豪中銀の利下げの確率は66%となっている。

豪中銀のデベル副総裁は26日、国内の賃金上昇について、低い伸びが定着する兆しが見られ、より望ましい水準の回復には失業率の著しい低下が必要になるとの認識を示した。賃金上昇率がこれまで標準的だった3─4%から低下し、2─3%のレンジで定着する兆候が強まっていると指摘した。

市場は来年半ばまでに政策金利が0.5%まで引き下げられるとの見方を完全に織り込んでいる。

市場では量的緩和の観測も浮上している。豪中銀のロウ総裁は26日、このテーマについて講演する。

CBAの為替担当チーフストラテジスト、リチャード・グレース氏は「量的緩和には一連の措置が含まれるだろう。フォワードガイダンス、国債・地方債の購入、短期金融市場で銀行(結果的に借り手)の資金調達コストを引き下げるオペだ」と指摘。

「量的緩和は豪ドル/米ドルの下落圧力になるというリスクがあるが、中銀はこれを歓迎する公算が大きい」と述べた。

債券の発行残高は比較的限られており、中銀はかなりの規模の買い入れを迫られる公算が大きい。債券市場の強気派はこれを歓迎している。

3年債先物は99.265で堅調。今月は99.070まで下落していた。10年債先物は98.9100に小幅高、インプライド・イールドは1.09%。

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November 26, 2019 at 11:34AM
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