9日午前の東京外国為替市場で円相場は大幅に上昇した。12時時点は1ドル=108円14～15銭と前日17時時点と比べ1円34銭の円高・ドル安だった。同日午前の日経平均株価が一時200円を超える下げ幅となり、「低リスク通貨」とされる円に買いが入った。8日のニューヨーク市場で低下した米長期金利が日本時間9日もさらに低下し、日米金利差の縮小観測も円買い・ドル売りを促した。10時過ぎに一時107円90銭近辺まで上昇し2日以来の107円台を付けた。
日経平均は午前の取引終了にかけて下げ渋り、それに歩調を合わせるように円は伸び悩んだ。
円はユーロに対しても上昇した。12時時点は1ユーロ=122円06～08銭と、同1円65銭の円高・ユーロ安だった。リスク回避姿勢の強まりが、ユーロに対しても円買いを誘った。ユーロはドルに対しても下落した。12時時点は1ユーロ=1.1287～88ドルと同0.0013ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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June 09, 2020 at 10:29AM
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外為12時 円、大幅高 108円台前半 対ユーロも上昇 - 日本経済新聞
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