東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=107円台前半に反発。新型コロナウイルスの2次感染拡大懸念や米景気の先行き不透明感を背景とした国内外株の急落を受けて、約1カ月ぶり安値に迫る場面があったが、午後は株の下げ渋りを背景にリスク回避に伴う円買い圧力が後退した。
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市場関係者の見方
マネーパートナーズの武市佳史チーフアナリスト
- ドル・円相場の反発は株価の下げ幅縮小など行き過ぎたリスクオフの巻き戻しを受けた動き
- 市場全体のリスクオンは米雇用統計がピーク、リスクオフは昨日の米国市場がピークだった可能性がある
- ドル・円はテクニカル的に106円台半ばが支えられたことも反発に転じた一因
- 基本はドルと円の綱引き相場。107円台での膠着(こうちゃく)が中心で、106円台は下げ過ぎ、108円台は上げ過ぎという地合いだろう
SMBC信託銀行の佐溝将司マーケットアナリスト
- アジア時間前半にかけての大規模なリスクオフはリスクオン基調の中のポジション調整にとどまるのではないか
- ドル・円はリスク選好度の強弱では同じ方向に動く綱引き状態。110円手前までの上げとその後の戻しを除けば、引き続き107円台を中心に方向感が出にくい
- 豪ドルなどはリスクオン、オフに資源価格を絡めた単純な値動きになりやすい。米欧より早い時期の景気回復観測やチャート的な上昇トレンドも支え
大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジスト
- 米株の急落はFOMC(米連邦公開市場委員会)の慎重な景気認識と市場の楽観的な見通しのギャップがきっかけか。投資家は株高の割高さからポジションを閉じるタイミングを探っていた面も
- ドル・円は一目均衡表(日足)の雲の中の攻防に。106円ー108円のレンジに戻ったのではないか
背景
- 日経平均株価は前日比167円安で取引を終了、一時は700円近く下落。アジア株も全面安から下げ幅縮小や上昇に転じる。11日の米株式相場は急落、ダウ工業株30種平均は6.9%安
- ニューヨーク原油先物相場は11日の8.2%安に続き、時間外取引で一時1バレル=34ドル台に。その後は下げ渋る場面も
- ムニューシン米財務長官は新型コロナ感染の第2波が起きたとしても米経済を再び閉鎖するべきではないとの見方を示す。米テキサス州ハリス郡のヒダルゴ判事は「最悪の事態の瀬戸際に近づいているのかもしれない」と発言
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June 12, 2020 at 11:42AM
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