東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=107円を割り込み、約1カ月ぶりの安値を付けている。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利政策の長期化や資産購入の継続が示され、米長期金利低下に伴うドル売りの流れが継続。株安を背景にリスク回避の円買い圧力も重しとなっている。
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市場関係者の見方
三菱UFJ銀行経済調査室の栗原浩史チーフ米国エコノミスト(ニューヨーク在勤)
- FRB(米連邦準備制度理事会)は、今月に入ってからの金利上昇を気にしていて、米長期金利を少し前までずっと横ばいだった0.6%近辺まで下げることを狙っているのではないか
- 米長期金利にはもう少し低下余地があり、それを受けてドル・円も円高方向に進む可能性がある
クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長
- パウエルFRB議長の会見でYCC(イールドカーブ・コントロール)議論継続を確認できたことから、市場は将来的な導入の可能性を意識している
- ドル・円は200日線や一目均衡表の雲など主要サポートを下抜けたことで、テクニカル的には雲の下限の106円45銭あたりが目先のめどになる
上田ハーロー外貨証拠金事業執行担当役員の山内俊哉氏
- 全体的にFRBのハト派姿勢が響いている感じ
- 経済再開で市場のセンチメントは良くなったが、実体経済が悪くなるのはこれから。実体のない株価の上昇のメッキが剥がれるとどうしても円買いの動きになってくるだろう
- リスク回避になるとドルも買われるだろうが、米国でかなり長期間低金利が続くというところで、どちらかというと円の方が買われやすいとみている
背景
- FOMCは10日、資産購入を「少なくとも」現行ペースを維持するとしたほか、2022年まで政策金利をゼロ付近で維持するとの見通しを示した
- パウエルFRB議長は記者会見で、YCCに関する議論は今後の会合で継続されると言明
- 米10年債利回りは10日に0.726%と前日から9.9ベーシスポイント(bp)下げ、11日の時間外取引では一時0.715%まで低下
- 11日のアジア時間の取引で米株価指数先物は下落。日本株も下げ、日経平均株価は前日比242円安で午前を終了
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June 11, 2020 at 10:22AM
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