外為10時 円、下げ渋る 107円台前半、株安に歩調あわせた買い - 日本経済新聞

15日午前の東京外国為替市場で円相場は下げ幅を縮めた。10時時点では1ドル=107円21～22銭と前週末12日の17時時点に比べ1銭の円安・ドル高だった。日経平均株価がやや下げ幅を広げているほか、米株価指数先物も下落しており、「低リスク通貨」とされる円に歩調を合わせた買いが入った。9時45分ごろには107円15銭近辺と小幅ながら上昇に転じる場面があった。

10時前の中値決済に向けては、「ややドル不足」（国内銀行の為替担当者）との声が聞かれた。きょうは事業会社の決済が集中しやすい「5・10日（ごとおび）」に当たる。国内輸入企業による円売り・ドル買いは円の一段の上値を抑えている。

円は対ユーロでやや上げ幅を広げた。10時時点では1ユーロ=120円56～58銭と同79銭の円高・ユーロ安だった。円の対ドル相場の動きにおおむね連動している。

ユーロは対ドルできょうの安値圏で小幅な動きとなっている。10時時点では1ユーロ=1.1245～46ドルと同0.0075ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース（NQN）〕

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June 15, 2020 at 08:27AM
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