
26日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅に下落した。12時時点は1ドル=107円85~86銭と前日17時時点に比べ11銭の円安・ドル高だった。日経平均株価が2万1000円を上回るなど大幅高となり、歩調を合わせた円売り・ドル買いが優勢になった。国内輸入企業による円売りも出て、10時30分すぎには一時107円92銭近辺まで下げ幅を広げた。
円売り一巡後は下げ渋った。このところ円相場は106~108円のレンジで推移しており、心理的節目でもある108円ちょうど近辺では目先の利益を確定する円買い・ドル売りが入った。米中対立や新型コロナウイルスの感染拡大「第2波」への警戒も「低リスク通貨」とされる円相場を支えた。9~12時の円の高値は107円68銭近辺で、値幅は24銭程度だった。
円は対ユーロでも下落した。12時時点は1ユーロ=117円68~70銭と同50銭の円安・ユーロ高だった。ドルに対しての円安が、円売り・ユーロ買いに波及した。ドイツの経済指標の改善や25日の欧州株高がユーロ買いを支えている面もある。ユーロは対ドルでも上昇し、12時時点では1ユーロ=1.0911~12ドルと同0.0035ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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May 26, 2020 at 10:25AM
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外為12時 円、小幅安 107円台後半、株高で - 日本経済新聞
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