外為12時 円、上昇し106円台前半 米雇用指標が悪化 - 日本経済新聞

7日午前の東京外国為替市場で円相場は上昇した。12時時点は1ドル=106円17～18銭と、前週末17時時点に比べ76銭の円高・ドル安だった。米国の雇用指標の大幅な悪化に加え、新型コロナウイルスの感染拡大の責任を巡って米国と中国の対立が激化するとの懸念も強く、「低リスク通貨」とされる円に買いが入った。朝方に一時1ドル=105円99銭近辺まで上げ幅を広げた。

10時前の中値決済に向けて国内輸入企業による実需の円売り・ドル買いが入り、円相場は伸び悩む場面もあった。9～12時の円の高値は106円15銭近辺、安値は106円29銭近辺で値幅は14銭程度だった。

円は対ユーロでも上昇し、12時時点では1ユーロ=114円66～68銭と2円59銭の円高・ユーロ安だった。ユーロはドルに対しても売られ、12時時点は1ユーロ=1.0799～0800ドル近辺と0.0165ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース（NQN）〕

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