22日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは3日続落。終値は1.0823ドルと前営業日NY終値(1.0858ドル)と比べて0.0035ドル程度のユーロ安水準だった。原油価格がひとまず反発したことで投資家心理が改善し、これまでリスク回避目的で買われていたドルに売りが先行した。前日の高値1.0880ドルを上抜けて一時1.0885ドルまで上値を伸ばした。ただ、23時発表の4月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)が▲22.7と予想の▲20.0を下回り、2009年3月以来の低い数字だったことが分かると一転ユーロ売り・ドル買いが優勢に。前日の安値1.0817ドルを下抜けて一時1.0803ドルまで値を下げた。
欧州中央銀行(ECB)はこの日、緊急理事会を開催し、金融機関が保有するジャンク級(投機的水準)の債券を担保として受け入れると表明。「ECBが担保基準緩和を決めた4月7日時点で投資適格級格付けを持つ資産については、例え格付け水準が必要最低要件を2段階下回っても引き続き受け入れの対象になる」とした。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)への対応に伴うコスト増で、一部のソブリン債や社債が近いうちにジャンク級に格下げされるとの観測があり、今回の措置はこうした懸念を回避する目的があるとみられる。ユーロドルはこの措置を受けて一時1.0826ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。
ドル円は3営業日ぶりに小反落。終値は107.75円と前営業日NY終値(107.80円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。欧州時間に一時107.52円と日通し安値を付けたものの、前日の安値107.28円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。米国株や原油相場の反発を受けて投資家の過度なリスク回避姿勢が和らぎ円売り・ドル買いが進んだ。アジア時間の高値107.87円や前日の高値107.89円を上抜けて一時107.94円まで値を上げた。ただ、市場では「ここのところ108.00円近辺では何度か上値を抑えられており、レジスタンスとして意識されている」との声が聞かれ、108円台に乗せることは出来なかった。
ユーロ円は反落。終値は116.63円と前営業日NY終値(117.04円)と比べて41銭程度のユーロ安水準。22時30分過ぎに一時117.22円と日通し高値を付けたものの、低調なユーロ圏経済指標をきっかけに一転ユーロ売りが優勢となった。2時30分過ぎに一時116.44円と日通し安値を付けた。
メキシコペソ円は一時4.37円と6日以来の安値を付けたほか、ノルウェークローネ円は一時9.98円と3月25日以来約1カ月ぶりの安値を更新した。原油相場の下落は一服したものの水準は依然として低く、産油国通貨であるメキシコペソやノルウェークローネの重しとなった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:107.52円 - 107.94円
ユーロドル:1.0803ドル - 1.0885ドル
ユーロ円:116.44円 - 117.22円
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April 23, 2020 at 04:04AM
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ニューヨーク外国為替市場概況・22日 ユーロドル、3日続落 | 2020年04月23日(木)06時04分|FXニュース - ザイFX!
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