15日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは反落。終値は1.0911ドルと前営業日NY終値(1.0980ドル)と比べて0.0069ドル程度のユーロ安水準だった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による景気後退懸念や原油安を受けたリスク回避の動きが先行し、安全資産とされるドルが買われると一時1.0857ドルと日通し安値を付けた。ただ、NY勢が本格的に加わる時間になると一転ドル売りが優勢に。この日発表された米経済指標が軒並み低調な内容だったことを受けて次第にドル売りが広がった。ドイツで来週から新型コロナ感染拡大を防ぐために導入した行動規制が一部緩和されることになったこともユーロ買い戻しを誘い、一時1.0939ドル付近まで持ち直した。
なお、3月米小売売上高は前月比8.7%減と予想の8.0%減を下回り、統計開始以来最大の下げ幅となった。4月米NY連銀製造業景気指数は▲78.2と予想の▲35.0を大幅に下回り、統計開始後の最低水準を記録した。
また、米連邦準備理事会(FRB)はこの日公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で、「新型コロナ感染症のパンデミックの結果、経済活動は米国の全ての地域において急激かつ突如として縮小した」「全ての地区で見通しがかなり不透明。その大半が今後数カ月の間に状況が悪化するとの見通しを示した」と指摘した。
ドル円は5営業日ぶりに反発。終値は107.39円と前営業日NY終値(107.22円)と比べて17銭程度のドル高水準だった。欧州市場ではリスク・オフの様相が強まる中、ドル需要を意識したドル買いが優勢だった。NY市場でもこの流れを引き継いで円売り・ドル買いが先行し、前日の高値107.78円を上抜けて一時107.86円まで上値を伸ばした。ただ、米株式市場がオープンし、ダウ平均が一時710ドル超下落すると徐々にドル売りが優勢に。米10年債利回りが一時0.61%台まで低下幅を広げたことも相場の重しとなり、107.25円付近まで下押しする場面があった。
なお、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁は15日、共同声明を発表し、新型コロナ感染拡大による世界経済への悪影響を克服するため「全ての利用可能な政策手段を用いる」と表明した。
ユーロ円は反落。終値は117.13円と前営業日NY終値(117.71円)と比べて58銭程度のユーロ安水準。22時前に一時116.80円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は徐々に買い戻しが入り117.42円付近まで下げ渋る場面があった。ユーロドルにつれた動きとなった。
トルコリラは対ドルで一時6.9240リラ、対円で15.49円といずれも2018年8月以来約1年8カ月ぶりの安値を更新した。新型コロナ感染拡大が止まらないトルコの通貨リラを売る動きがこの日も継続した。市場では「外貨準備金の減少傾向に歯止めがかからないトルコ中銀はFRBとの通貨スワップ協定を協議中とされ、同国市場ではドル化の流れが続いている」との声が聞かれた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:106.93円 - 107.86円
ユーロドル:1.0857ドル - 1.0991ドル
ユーロ円:116.80円 - 117.78円
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April 16, 2020 at 04:06AM
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ニューヨーク外国為替市場概況・15日 ユーロドル、反落 | 2020年04月16日(木)06時06分|FXニュース - ザイFX!
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