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今週の株式・外国為替市場の動き総括、2月24~28日 - iFOREX

今週はアメリカやカナダ、そしてドイツの第4四半期GDP発表があったが、それらの発表は比較的無難な内容だった。しかし今週になってCOVID-19への懸念が爆発し、株式市場は歴史に残る大暴落の週となった。

ダウは週足3,583ドル安

今週は25日火曜にドイツの2019年第4四半期GDP改定値が発表され、予想通りの前年同期比+0.4%だった。また27日木曜にはアメリカの第4四半期GDP改定値も発表され、同じく予想通りの前期比年率+2.1%だった。28日金曜に発表されたカナダの第4四半期も、予想通りの前期比年率+0.3%だった。


その他にも今週はアメリカの1月個人消費などが発表されたが、ほぼ予想通りの内容で市場にとっては大きな材料にならなかった。


しかしそういった通常の要素よりも、今週はCOVID-19の懸念がついに金融市場で爆発した1週間となった。きっかけは先週末頃からCOVID-19が韓国やイラン、そしてイタリアでも感染が広がったことなどだと思われる。また日本でも毎日患者が増え続けている。


日本は24日月曜が振替休日で株式・先物市場は休場していたが、週明けの日中から海外では暴落が始まっていた。この日のアジア各国の市場や夕方以降の欧州市場はすでに暴落。そしてNY株式市場では序盤から売りが殺到し、この日のダウ工業平均は1,031ドル安と過去3度目の4桁下落となった。


続く25日も879ドル安と暴落。26日は123ドル安とマイナスながらやや落ち着いたものの、27日には1,190ドル安で終了。1日で1,190ドル安は過去最大の下げ幅であると同時に、4度目の4桁下落となった。


28日は357ドルで終了し、週足では3,583ドル安となりリーマン・ショック時の1,874ドル安を超えて週足の下落幅記録を大きく更新した。そして主要3指数の残り2つ、S&P500指数とNASDAQ総合指数も、週足でそれぞれ380ポイントと1,000ポイントの暴落だった。


アメリカがこれだけ暴落したため、日本の市場も同様に暴落の1週間だった。24日の休場の後25日には日経225平均が781円安と大幅下落。翌26日には179円安、27日には478円安とやや落ち着いたが、28日には805円安で終わり週足では2,244円安だった。


リーマン・ショックのあった2008年10月6~10の週は、日経225平均が2,662円下落した。日本の場合は今週の下落幅はリーマン・ショック時よりも小さく、当時の2倍近くも下げたダウとは様子が違う。NY株式市場は特にここ数年上がり過ぎていたため、下げも強烈だったと思われる。


東京株式市場がそれほど下がらなかったのは、円高がそれほど進行しなかったことも一因と見られる。先週まで円安が進行したために今週の米ドル/円は111円付近からスタート。そして株式市場が暴落すると同時に円高・米ドル安が進行し、107円台まで下落して今週を終えた。しかしリーマン・ショックの週は10円前後円高になったので、それと比べるとかなり緩やかだった。


来週はオーストラリアとカナダの政策金利発表。そしてアメリカの2月ADP雇用統計と2月雇用統計の発表がある。今週の株式市場の暴落はすさまじく、豪とカナダは来週にも利下げを発表してくるかもしれない。また米2月雇用統計もCOVID-19にどの程度影響されているかが注目される。

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March 01, 2020 at 08:45PM
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