5日午前の東京外国為替市場で円相場は上昇した。12時時点は1ドル=107円28～30銭と前日17時時点と比べ24銭の円高・ドル安だった。日本時間5日の時間外取引で米長期金利が低下（債券価格が上昇）しており、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが入った。ほぼ横ばいだった10時時点から円の上げ幅は拡大している。時間外取引では米国株価指数先物が売られており、「低リスク通貨」とされる円が買われた面もある。
外為市場では「目新しい売買材料はなく、米国株安などにつられて円が買われた。ただ、企業や投資家が積極的に売買している様子はなく、市場は閑散」（メガバンクの為替担当者）との声もあった。朝方は日経平均株価の上昇や国内輸入企業による円売り・ドル買いなどで107円70銭近辺まで下落する場面があった。
円は対ユーロでも上昇した。12時時点は1ユーロ=119円55～56銭と同43銭の円高・ユーロ安だった。欧州中央銀行（ECB）の金融緩和観測に加え、ドルに対して円が買われた動きも対ユーロでの円買いにつながった。ユーロの対ドル相場は下落した。12時時点では1ユーロ=1.1143ドル近辺と、同0.0016ドルのユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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March 05, 2020 at 10:24AM
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外為12時 円、上昇 米長期金利の低下で買い - 日本経済新聞
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