今週は先週までに引き続きCOVID-19懸念がどこまで拡大するかが焦点だった。ウイルスの懸念は今週も拡大が続いたものの、NY株式市場は続伸しダウ工業平均など主要3指数は揃って史上最高値を更新した。
NYダウは29,500ドル突破
今週はニュージーランドの政策金利発表があり、予想通り1%の据え置きだった。同時に今後の利下げに対し消極的な声明が発表されたため、発表後にはNZドルが上昇した。
また今週はユーロ圏とイギリス、ドイツの10~12月期GDPが発表された。そのうちイギリスとドイツは前期比で±0%と経済の停滞が明らかになり、ユーロ圏も前期比でわずか+0.1%だった。
しかし今週の金融市場にとって政策金利や経済指標以上の大きな材料は、先週から引き続きCOVID-19(新型コロナウイルス)だった。COVID-19の感染は今週になっても衰えておらず、世界の感染者数は6万人を超え、死者は1,500人を超えた。そのほとんどが中国とは言え、中国経済や世界経済にとって大きな脅威になっていることは間違いない。
今週になってもCOVID-19の感染は拡大が続いているにも関わらず、NY株式市場は堅調だった。10日月曜にはダウ工業平均が174ドル高と上昇。日本が祝日だった11日火曜にはほぼ動かなかったものの、12日水曜には275ドル高とまた上昇。この時点で29,500ドルをつけ史上最高値を更新した。その後2日間は下落したが、週足では296ドル高の大幅上昇だった。
そしてS&P500指数とNASDAQ総合指数もそれぞれ史上最高値を更新し、S&P500は3,350、NASDAQは9,700を超えた。特にNASDAQ総合指数は今月に入ってからの2週間で6%も上昇しており、上げのスピードが際立っている。このまま行けば10,000が見られる可能性は高い。
NY株式市場が堅調だったにも関わらず、日本の株式市場はさえなかった。週明け10日には日経225平均が142円安と下落。祝日を挟んだ12日には200円近く上昇したが、最終日の14日金曜にはまた140円下落し週足では同じく140円安だった。
為替市場は通貨によってかなりまちまちな動きだった。米ドル/円は大きな動きがなく基本的に109円台後半で推移したが、一時的に110円を越える場面もあった。また週の開始時に120円台だったユーロ/円は、ユーロ圏の景気後退懸念から下落が続き週の終値は118円台だった。
一方月曜時点では141円台だったポンド/円は上昇が続き、13日木曜にジャビド財務相の辞任が発表されると今後は財政拡大策が進むとの見通しからポンドが急騰。週の終値は143円台だった。
来週は主要国の政策金利発表はないが、日本の第4四半期GDPと1月CPI発表が予定されている。日本は昨年10月に消費税を増税したためにどちらもさえない数字が予想されており、特にGDPは前期比年率-3.7%とマイナス予想が出ている。1月以降はCOVID-19の影響もあり、日本経済の先行きは厳しい。
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February 16, 2020 at 03:35PM
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