31日早朝の東京外国為替市場で円相場は小幅に下落している。8時30分時点は1ドル=108円93～94銭と、前日17時時点に比べ7銭の円安・ドル高だった。世界保健機関（WHO）が30日に新型肺炎について緊急事態を宣言した一方で、国際的な貿易と渡航については「制限を勧めない」としており、問題の深刻化への過度の警戒感が和らいだ。このため、投資家の過度なリスク回避姿勢が後退した。
円は、7時ごろに109円13銭近辺まで下落する場面もあった。市場からは「WHOによる緊急事態宣言で材料が出尽くしたとみた投資家による、持ち高調整目的の円売り・ドル買いが出たようだ」（国内証券の為替ストラテジスト）との声が聞かれた。
円はユーロに対しても下落している。8時30分時点では1ユーロ=120円15銭～17銭と、同28銭の円安・ユーロ高水準で推移している。円は対ユーロでも売られている。
ユーロの対ドル相場は上昇している。8時30分時点では1ユーロ=1.1030～31ドルと、同0.0019ドルのユーロ高・ドル安水準で推移している。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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January 31, 2020 at 07:06AM
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外為8時30分 円、108円台後半で小幅下落 対ユーロも安い - 日本経済新聞
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