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今週の株式・外国為替市場の動き総括、1月20~24日 - iFOREX

今週は日加欧の政策金利発表があったが、それらはどれも予想通りの発表内容だった。政策金利や経済指標面で特に売り材料は出なかったものの、中国の新型コロナウイルスが重しとなり株式市場は軟調な動きが続いた。

リスク回避姿勢が広がる

今週は日本、カナダ、ユーロ圏の政策金利発表が主なイベントだった。まず21日火曜に発表された日本の政策金利は、量的緩和と併せ市場の予想通り据え置きだった。なお同時に発表された2020年の成長率見通しは、これまでの前期比年率+0.7%から+0.9%に上方修正された。


また22日水曜の午後12時にはカナダの政策金利が発表され、こちらも1.75%のまま据え置きとされた。しかし2019年第4四半期や2020年の成長率が下方修正されたため、今後の利下げ観測が高まり発表後はカナダドルが下落した。


23日木曜にはユーロ圏の政策金利が発表され、同様に量的緩和を含めて現状維持だった。その後のラガルド総裁の会見では緩和政策が今後長期的に続けられると述べられ、その後ユーロが下落した。


そして今週は中国から広がっている新型コロナウイルスも株式市場にとって売り材料となった。特に今週から中国が旧正月に入っており、本来なら中国人が国内外で大量に移動して経済効果も非常に高い時期となるはずだった。ところがコロナウイルスのために発生元である武漢を中心に中国人の移動が自粛となっており、中国経済や世界経済への悪影響が懸念されている。


結果的に今週の株式市場は軟調な動きが続いた。先週は5営業日全て上昇したNYダウだが、今週は20日月曜がキング牧師の日で休場した後下落が続き、4営業日全てで下落。週足では359ドル安だった。


先週は昨年5月以来の110円に乗せた米ドル/円は、今週は緩やかながらリスク回避の円高が進行。週の終了時までに1円ほど下げて終値は109円台前半だった。


NY株安と円高のために東京株式市場もさえない動きが続き、特に23日には日経225平均が236円安と大きく下落。週足でも214円安だった。


リスク回避の流れは先物市場にも波及し、中東で特に新しい材料がなかったこともあって原油は大きく下落。週開始時には59ドル付近にあったNY原油は週を通して下げが続き、24日には一時53ドル台をつけた。


来週はアメリカとイギリスの政策金利発表があり、どちらも据え置きが予想されている。今週は株式市場が軟調だったものの、まだ利下げが必要になるほどの下げにはなっていない。そのためサプライズの利下げが行われる可能性は低いであろう。


また来週の31日金曜をもって、イギリスがEUから離脱する。国民投票から約3年半を経てようやくここまでたどり着いたという感があるが、今年末までは移行期間となっておりまだ完全離脱という難儀な仕事が残っている。

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January 26, 2020 at 06:30PM
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