年初に高まった中東懸念も今週は落ち着き、地政学的リスクは高まらなかった。また15日に予定されていた米中貿易合意の署名も問題なく行われた。これらのイベントの結果、特にアメリカの株式市場が大幅続伸した週となった。
NYは主要3指数が最高値
年初にアメリカがイランのソレイマニ司令官を攻撃・殺害して以来中東の紛争懸念が高まったが、9日木曜未明にトランプ大統領が「イランに対するこれ以上の軍事的行動はない」と発言。またイランもその後特に行動は起こしていないため、今週になって米イラン関連のニュースはすっかり聞かれなくなった。
一方今週の15日水曜には、昨年12月に米中が合意した貿易協定に関する署名が行われた。また16日木曜にはNAFTA(北米自由貿易協定)に代わる協定であるUSMCA(アメリカ・メキシコ・カナダ協定)が、米上院で承認。こちらもリスク選好ムードの拡大につながった。
これらが買い材料となり、今週は特にNY株式市場が大きく上昇した1週間となった。NYダウは5営業日全てで上昇し、1週間の上げ幅は525ドル。また史上初めて29,000ドルをつけた。
他の米株式指数も同様で、S&P500指数は3,300を突破。NASDAQ総合指数は9,300を超えて9,400に接近とどちらも史上最高値を更新してまだ上昇が続いている。昨年10月以降の3ヶ月半におけるNY株式市場の上昇はすさまじいものがある。
アメリカほどではないが日本の株式市場も堅調だった。13日月曜は成人の日で休場していたが、14日火曜は上昇し日経225平均が24,000円を回復。その後一旦下がったものの17日金曜の寄り付き後には一時バブル崩壊後初となる24,100円をつけ、週足では191円高だった。
為替市場でもリスク選好ムードから円安・米ドル高になり、今週を109円60銭からスタートした米ドル/円は緩やかながら週を通して上昇。昨年5月以来となる110円に乗せた。ユーロ/円も週開始時点の122円台前半から17日朝までには122円台後半まで円安になったものの、この日にフランスの経済相が「アメリカがEUに対して制裁を課せばEUは報復する」と発言したためにその後は50~60銭下落した。
また今週は仮想通貨市場でビットコインが好調な動きを見せた。13日朝時点で88万円付近にあった価格は、14日の朝に数万円上昇。その後も買いが続き、週末19日には一時100万円の大台に乗せた。
来週は日本、カナダ、ユーロ圏が政策金利を発表する。株式市場が堅調に推移しているので、どの国・地域も追加緩和や利下げなどは予想されていない。20日月曜は休場するNY株式市場だが、今週も史上最高値更新が続くかどうかが注目される。
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January 19, 2020 at 03:06PM
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