2日午前の東京外国為替市場で円相場は下落した。12時時点は1ドル=109円69～70銭と前週末17時時点に比べ20銭の円安・ドル高だった。中国の景況感が改善し、「低リスク通貨」とされる円に売りが優勢になった。2日の日経平均株価が大幅に上昇し、歩調を合わせるように円相場は下落した。
11月30日に中国国家統計局が発表した11月の製造業購買担当者景気指数（PMI）は景気判断の節目となる50を7カ月ぶりに上回った。2日午前に発表の11月の財新中国製造業PMIも前月から改善し、円を下押しした。円は11時半前に1ドル=109円73銭近辺まで下落した。9～12時の円の高値は109円53銭近辺で値幅は20銭程度だった。
円は対ユーロでも下落した。12時時点は1ユーロ=120円85～86銭と同29銭の円安・ユーロ高だった。株高による投資家のリスク選好姿勢の強まりから、対ユーロでも円売りが優勢となっている。
対ドルのユーロ相場は小幅に上昇した。12時時点は1ユーロ=1.1017ドル近辺と同0.0006ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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December 02, 2019 at 10:26AM
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外為12時 円が下落 109円台後半、中国景況感の改善で - 日本経済新聞
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