16日午前の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=104円台後半で小動きとなっている。10時時点は1ドル=104円67銭近辺と前週末17時時点と比べて39銭の円高・ドル安だった。10時前の中値決済に向けては「ややドル不足だった」（国内銀行の為替担当者）といい、国内輸入企業による円売り・ドル買いが出たようだ。
内閣府が16日発表した2020年7～9月期の実質国内総生産（GDP）速報値は前期比年率21.4%増と、4四半期ぶりのプラス成長となった。市場では「リスク回避姿勢の後退につながるものの、円とドルはいずれも主要通貨に対して売られやすい」（国内FX会社）といい、円相場の反応は限られた。
円は対ユーロでは高値圏で小動きとなっている。10時時点では1ユーロ=123円92～94銭と、同21銭の円高・ユーロ安だった。
ユーロの対ドル相場は伸び悩んでいる。10時時点では1ユーロ=1.1839～40ドルと同0.0024ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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November 16, 2020 at 08:29AM
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