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マルイ来春閉店で静岡「おまち」正念場 商業者、新戦略探る|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞

緊急事態宣言発令後の閑散としたけやき通り。周辺施設はコロナ後を見据えて戦略を模索する=4月中旬、静岡市葵区

 地方都市で屈指のにぎわいを誇っていた静岡市中心市街地で地盤沈下を懸念する声が広がっている。ネット通販、郊外ショッピングモールとの競争激化に、新型コロナウイルス感染拡大の影響が追い打ちをかけ、シャッターを閉める店が増えている。若者らに人気だった大型店「静岡マルイ」が来年3月で閉店することが決まり、商業者たちは危機感を強め「ポストコロナ」の新戦略を模索している。
 「複数の大型店が人を呼び込み、回遊してもらうことで街全体の活性化につながっていた。一店でも欠けることは打撃だ」。静岡商工会議所の担当者はマルイ閉店のショックをこう語る。
 JR静岡駅前の商業エリアはほかにも松坂屋静岡店、新静岡セノバ、静岡伊勢丹など八つの大型店がひしめく。衣料品店を営む男性は「静岡市は人口減少で市場が縮小している。中心街は以前ほどの力がなく、オーバーストア状態だ」と話す。
 新型コロナの影響も大きかった。外出自粛で売り上げが低迷し、テナントの1割以上が撤退した大型商業施設もある。
 静岡伊勢丹の嶋田正男社長は「ピンチは変革のチャンスでもある。シニア層などこれまで応えられてこなかった顧客層にも対応したい」と食や旅などに関連したコンテンツを強化していく。
 松坂屋静岡店の小室孝裕店長は物産展開催の成功事例から、商品を手に取ってもらったり、においを感じてもらったりと五感に訴える「非日常の楽しい時間の提供」を掲げ、“リアル店舗”ならではの良さでネット勢力に対抗する方針だ。
 繁華街を構成する御幸町、伝馬町、鷹匠(たかじょう)地区の活性化に取り組む団体「御伝鷹(みてた)まちづくり」の関川清明代表は「商店街と大型店、行政が連携して、どういう街を目指すか考える時。コロナ禍で中止になったイベントを復活できるように、仕掛けづくりをしていきたい」と意気込む。

 <メモ>静岡市中心市街地 静岡商工会議所が昨年11月に実施した通行量調査によると、1日の通行量は3万412人の「パルシェ前中央地下道」が4年連続で静岡市内トップ。2位新静岡セノバ前南口モール、3位静岡パルコ前・トラヤ前と続いた。静岡モディ入り口前(けやき通り側)は5位。

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October 11, 2020 at 06:50AM
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