5日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反発し、前週末に比べ320円ほど高い2万3300円台半ばで推移している。新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領が5日にも退院すると伝わり、不安心理がやや後退して買いが先行している。
トランプ氏の感染が伝わり、前週末は世界的に株価が大幅に下げる場面があった。週末も症状を巡る観測が飛び交い、市場で評価が定まらない状況があったものの、トランプ氏の退院見通しが伝わったことで当面の米政府運営への安心感が広がっている。4日(日本時間5日早朝)には病院を出て、車から支援者に姿を見せる様子が報じられた。
2日発表の9月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数の伸びは市場予想を下回る約66万1000人だったものの、失業率が7.9%と前月よりも0.5ポイント下回った。失業率が安定して10%を下回っていることを受け、米大統領選で現職大統領に追い風との見方も相場を下支えしている。
日経平均は2日に一時、節目となる2万3000円を下回った。50日移動平均線(前週末時点で2万3011円)の水準まで下がったことも買い安心感につながっている。幅広い銘柄が物色されるなか、バリュー(割安)株が大きく株価を伸ばしている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発している。
自動車レースのフォーミュラ・ワン(F1)撤退を発表したホンダが買われている。リクルートや資生堂が上昇。ソフトバンクGも買われている。半面、東エレク、エムスリーが安い。KDDIが売られた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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