31日午前の東京外国為替市場で円相場は上げ幅を拡大した。10時時点は1ドル=105円39～40銭と前週末17時時点と比べ67銭の円高・ドル安だった。安倍晋三首相の辞任表明を受けて「長期政権だった安倍政権が終わる見通しとなり、国内政治が不安定になると懸念した海外勢の円買いが入っている」（国内銀行の為替担当者）という。
10時前の中値決済に向けては「月末で輸入企業と輸出企業のドルの売買が交錯した」（国内銀行）との指摘があった。需給面で目立った偏りはないようだ。
円は対ユーロでも上げ幅を広げ、10時時点は1ユーロ=125円48～50銭と、64銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルでやや伸び悩みんでいる。10時時点は1ユーロ=1.1906～07ドルと、同0.0015ドルのユーロ高・ドル安で推移している。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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August 31, 2020 at 08:19AM
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外為10時 円、上げ幅拡大 中値決済「偏りなし」の声 - 日本経済新聞
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