25日午前の東京外国為替市場で円相場はじり安。10時時点は前日17時時点に比べ12銭の円安・ドル高の1ドル=105円97～98銭で推移している。新型コロナウイルスをめぐる新たな治療薬やワクチン開発への期待からリスク許容度が改善し、「低リスク通貨」とされる円を売ってドルを買う動きが引き続き優勢になっている。
もっとも一段と下値を模索する動きは限られている。10時前の中値決済に向けては「国内輸入企業と国内輸出企業のドル需給は拮抗している」（国内銀行の為替担当者）との声が聞かれた。日本時間今晩に海外で重要指標の発表を控えるほか、週末には米カンザスシティー連銀主催の国際経済シンポジウム（ジャクソンホール会議）が予定され、様子見姿勢の市場参加者は多いという。
円は対ユーロで上げ幅を縮小した。10時時点では同1銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=125円04～05銭で推移している。
ユーロは対ドルで下落した。10時時点では同0.0015ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1799～1800ドル近辺で推移している。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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August 25, 2020 at 08:21AM
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外為10時 円、じり安 中値決済は「ドル需給は拮抗」との声 - 日本経済新聞
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