東京外国為替市場のドル・円は1ドル=105円台後半で推移。月末需給などでドルが反発した前週末の流れを引き継いで始まったが、米景気の先行き不透明感がくすぶる中、買い一巡後は上げを解消する展開となっている。
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市場関係者の見方
クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長
- 円高けん制と月末の調整で先週末にドル・円は106円前後まで回復した後で、朝方は戻り売りも出ただろう。そうした中で一部 M&Aのニュースもさすがに効いた感があり、ドル・円は買いが優勢に
- ただ、朝のショート(売り持ち)分の買い戻しだけだとすると、ドル・円は朝のうちに高値を付けて、上値が重くなりそう
大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジスト
- ドル安の大きな流れは変わらないかもしれないが、短期的には過熱感がかなり高まっていたので、今週ぐらいはドル安の巻き戻しが続く可能性がある
- ユーロも短期的にはロング(買い持ち)の積み上がりがかなり急で、いったんは戻す方向
- 今週は米雇用統計などが注目。雇用改善の足踏みでリスクは予想よりも悪い方向で、米財政の崖も目先のリスク。ただ、リスクオフでドルが買われる面もあり、指標が悪いから一概にドル安とも言いづらい
みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト
- ドル・円は戻り売りが出てきているが、先週105円アンダーを売った向きは結構痛い目にあっているとみられ、またすぐに下をやる感じではないだろう
- ただ、ドル安の流れが完全に終わったかはわからず、ドル・円は上値も重い
- 米国では景気再悪化への懸念がかなり強い。本日発表のISM(米供給管理協会)製造業指数が予想外に50を割り込むと衝撃は大きそうで、その場合リスク回避で円高に。ドル・円の105円割れも再びあるかもしれない
背景
- ブルームバーグ・ドルスポット指数は7月に月間で3.3%下落と18年1月以来の大幅安。ドル・円も先週一時3月以来初めて105円を割り込む
- 先週末発表の6月の 米個人所得は予想以上に減少。7月の 米ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)は速報値から下方修正された
- 米国の新たな景気対策で、 失業給付を上乗せする特例措置が7月31日に失効。同措置を復活させる計画を巡り、ホワイトハウスと民主党の溝は埋まらず、3日に協議を再開する
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August 03, 2020 at 10:09AM
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ドル・円は105円台後半、米景気先行き懸念で朝方の上げを解消 - ブルームバーグ
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