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郡山・爆発 被害広範囲 混乱続く 周辺店舗 再開見通せず
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福島県郡山市中心部の飲食店爆発事故による都市機能の混乱は、31日も続いた。被害が広範囲に及ぶ上、交通量の多い目抜き通りが事故現場とあって、日常の回復にはなお時間がかかりそうだ。
警察と消防による現場検証のため、爆発した飲食店が面する新さくら通り(県道河内郡山線)は通行規制が終日続いた。店舗や住宅が集まる周辺は迂回(うかい)する車両で激しく混み合い、各所で渋滞が発生した。
路線バスを運行する福島交通(福島市)は、通り沿いの停留所3カ所が使えない影響で4路線計77本の迂回を強いられている。同社郡山支社は「2キロほど遠回りになり、規制による渋滞も相まってダイヤがだいぶ乱れている」と話す。
通り沿いの店舗では従業員や業者らが、割れた窓ガラスなどの後片付けに追われた。再開のめどが立たない店舗も多い。
現場向かいの東邦銀行新さくら通り支店は爆風で2階建て店舗の窓ガラスや壁に被害が生じ、臨時休業を余儀なくされている。同行は31日、同市虎丸町の郡山営業部に臨時窓口を設けた。
店舗内に業者が入れたのは31日になってから。同行営業統括課は「まだ、どんな改修が必要なのかさえ分からない状態。再開時期は未定」と説明した。
近くの衣料品店も天井やエアコン、蛍光灯などが落下した。客からの問い合わせの電話も鳴りやまず、男性従業員(50)は「ガラスの破片が付いて売り物にならない商品もある。損失は大きく、全く先が見通せない」と話した。
福島労働局は31日、爆発事故の災害対策本部を30日に設置したと発表した。労働安全衛生法の観点から事故原因や関連災害の状況を調べるとともに、必要に応じて労災補償を実施するかどうか検討する。
2020年08月01日土曜日
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August 01, 2020 at 04:09AM
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