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今週の株式・外国為替市場の動き総括、7月6~10日 - iFOREX

今週はオーストラリアの政策金利発表があったものの、それ以外には重要な経済指標の発表は少なかった。経済指標・政策金利発表以外に特に目立った材料もなかった今週は、株式市場は細かい上下を繰り返しつつも方向感に欠ける展開が続いた。

日経やダウは上下を繰り返す

今週は全体的に材料難な1週間だった。7日火曜にはオーストラリアの政策金利が発表され、予想通りの0.25%据え置きで特に追加緩和などもなかった。経済指標としては6日月曜に米6月ISM非製造業PMIが発表され、予想を大きく上回る57.1だった。また10日金曜に発表されたカナダの6月雇用統計は、こちらも予想を上回り過去最大の増加数となる前月比95万2900人増だった。


しかし今週は他に重要な政策金利や経済指標の発表はなかった。パンデミックに関しては、アメリカやブラジルなどで感染者の増加が止まらない一方、ワクチン開発が進んでおり好材料と悪材料が混在した。米中関係でも特に新しい大きな材料は出なかった。


その結果今週の株式市場は細かい上下を繰り返したものの、全体としては方向感に欠ける展開が続いた。先週を22,306円で終えた日経225平均は、週明け6日には408円も上昇。しかし7~8日にかけて下落し、9日木曜はやや上昇したが10日金曜にはまた238円下落。週足ではわずか16円安だった。


米国市場でもダウ工業平均は同じような動きで、6日から日替わりで3桁の上下を繰り返し、週足では248ドル高とやや上昇したのみだった。その一方でIT株が多いNASDAQ市場は今週も上昇が続き、7日を除いた4営業日で上昇し4日とも史上最高値を更新。週足でも410ポイントも上昇した。


為替市場でもそれほど目立った動きは見られなかった。最近はほぼ107円台で停滞している米ドル/円は、今週も107円台半ばからスタート。週の前半はほとんど動きがなかったが、後半になって下落し10日は主に106円台で推移した。


ユーロ/円も同様で、週明けに一旦121円台まで上昇した後、週前半は121円台で推移。しかし週後半になると、EUのバルニエ首席交渉官が「(貿易交渉について)英との間には依然大きな隔たりがある」と発言したことなどを材料に120円台まで下落。そのまま週の終了時まで120円台に留まった。


先物市場では今週も金が堅調で、週半ばにはNY金が1,820ドル近くまで上昇し2011年以来9年ぶりの高値をつけた。


来週は日本、ユーロ圏、カナダの政策金利発表がある。また16日木曜には中国の第2四半期GDPが発表され、前年同期比2.5%増が予想されている。政策金利や中国GDP以外大きな材料が少ないため、これらの発表が予想の範囲内なら来週も方向感に欠ける相場が続く可能性がある。

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July 12, 2020 at 03:15PM
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