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無償で飲食店のぼり旗 染物店手拭いでマスク 商店主が応援の輪 - 西日本新聞

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた直方市の商店主たちが「応援の輪」で共闘している。明治期創業の「ひしや染物店」(同市須崎町)が緊急事態宣言中の4月末に「飲食店への応援」として「テークアウト」ののぼり旗を無料提供したのが発端。同店製作の手拭いが商店街で「ご当地マスク」に生まれ変わり、染め物の老舗のPRにつながっている。

 のぼり旗をもらい受けた古町商店街の「カフェ ピコラ」店主の本松陽子さん(71)が「お返しの応援」と、ひしや染物店製作の手拭いをカフェ内で売る。直方銘菓「成金饅頭(なりきんまんじゅう)」の焼き印に使われる梅の花「ねじ梅」をあしらった商品で、多様な彩りがある。

 さらに、本松さんは手拭いを、布マスクを手作りする商店街の衣料品店「みつや」に依頼して「ねじ梅」柄のマスクに仕立ててもらった。客が持ち込んだ生地からもマスクを作ることができ製作費は1枚500円(税込み)。同店の谷川綾子さん(66)は「『のおがたみやげ』の帯が付けられた、きれいな色の手拭い。地元ならではの商品を知る機会になった」と喜ぶ。

 ひしや染物店の遠藤平さん(51)は「一人一人の取り組みは小さくても、つながれば、人が元気になり、まちを盛り上げる力になる。うちの商品が人と人とのつながりを生むアイテムとなるのはうれしい」と話す。遠藤さんの「応援」をつないだ本松さんは「『直方愛』の詰まった手拭いを、この機会にもっと市民に知ってほしい」と願う。

 谷川さんは夏向きのレースや綿メッシュなども素材に採り入れた「ワンコイン(500円)」のマスクに「暮らしの応援」への思いも込める。「マスクを中心に服装をコーディネートするお客さんも増えた。今や、生活必需品であり、ファッションの一部。欲しいものがある場所に人が集まることに改めて気づいた。頑張って縫い続けたい」と笑った。 (安部裕視)

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June 18, 2020 at 04:00AM
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