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今週の株式・外国為替市場の動き総括、6月22~26日 - iFOREX

今週は経済指標・政策金利の重要な発表がいくつかあったものの、それらはどれも無難な発表内容だった。しかし今週になってCOVID-19の感染再拡大懸念が拡大したことから、NY株式市場が2度も大きく下げた。

東京市場は持ちこたえた

今週は政策金利がいくつか発表された。24日水曜にはNZの政策金利が発表され予想通りの0.25%据え置きだった一方、今後の追加緩和が示唆された。翌25日木曜にはトルコが発表し、予想の0.25%利下げに反して8.25%のまま据え置きとされた。さらに26日金曜未明にはメキシコが政策金利を発表し、予想通り0.5%の利下げが発表されて5%となった。


経済指標では23日火曜に米5月新築住宅販売件数が発表され、予想を上回る年率67万6000件だった。26日には米5月個人消費支出が発表され、予想通りの前年同月比0.5%増だった。


経済指標・政策金利の発表は全て無難な内容だったが、今週はCOVID-19(新型コロナウイルス)の再拡大懸念が高まった。日本ではある程度抑えられているものの、5月末から全土でデモ・暴動が続いているアメリカでは感染者がさらに増加。


さらに南米のブラジルでも拡大が止まらず、インドやロシアでも患者が増加している。先週には世界全体の1日の新規感染者数が18万人を超え過去最大となった日があり、今週の25~27日は3日連続で16万人以上だった。


感染の再拡大を受けてアメリカの一部の州はバーの営業禁止など経済活動の再停止に動き、これが今週の株式市場にとって下押し圧力となった。22~23日は小幅上昇したNYダウだが、24日には710ドル安と大幅下落。


25日には米当局が金融規制を一部解除したことを受け300ドル高と反発したが、26日は再び730ドル安と暴落。週足では856ドル安だった。ただしIT銘柄が多いNASDAQ市場は、23日には場中に10,200を超えて史上最高値を更新した。


NY市場が軟調だったにも関わらず、日本の株式市場は比較的持ちこたえた。先週終了時は22,478円だった日経225平均は、今週の22日と24日は大きな動きがないまま推移。23日の前場に一時400円下げるハプニングもあったものの、すぐに急落前の値を回復した。


そして25日には275円下落したが、26日には前日とほぼ同じ幅だけ上昇。結局週足では34円高と小幅ながら上昇した1週間だった。


為替市場では107円付近から今週をスタートした米ドル/円は、週の序盤は同じ水準に留まった。23日夜にまとまった米ドル売りがあり約1ヶ月ぶりに106円近くまで下落したが、その後は徐々に米ドルが反発し結局週の終わりまでに107円付近まで戻ってきた。


先物市場はNY原油が22日から23日にかけて上昇し、23日夜には3月上旬の暴落以来最高値となる41.6ドルまで上昇。しかし24日にNY株が暴落すると原油需要の減退懸念が台頭し、この日から25日にかけて37ドル台まで下落。その後ややリバウンドし38ドル台で今週を終えた。


来週は7月1日水曜に米6月ADP雇用統計が、2日木曜には6月雇用統計が発表される。ADP雇用統計は前月比300万人増、雇用統計も同じく300万人増が予想されている。雇用統計と同時に発表される米6月失業率は12.5%が予想されており、4月に14.7%と戦後最悪の数字になってから2ヶ月連続の回復が予想されている。


また6月30日火曜には日本の5月失業率と有効求人倍率が発表され、有効求人倍率は1.22と5ヶ月連続の悪化が予想されている。来週は重要な経済指標の発表は少ないが、日米の雇用指標は重要な意味を持つ。

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June 28, 2020 at 04:34PM
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