先週非常に堅調だった株式市場は、今週も予想より遥かに良好だった米雇用統計の数字を受けて続伸。2週連続の暴騰相場となり、COVID-19の終息が見えない中株式市場だけが上昇していることに驚きを隠せない市場関係者も多い。
日経・ダウともに5連騰
先週の株式市場は日経225平均が1,489円上昇するなど、日本を中心に非常に好調だった。そして迎えた今週の最大の材料は2つの米雇用統計だった。
3日水曜に発表された米5月ADP雇用統計は、予想の前月比900万人減に対し発表は276万人減と減少幅が予想より大幅に小さかった。さらに5日金曜に発表された米5月雇用統計は、予想が前月比800万人減に対し発表は250万9000人増と予想に反して増加していた。前月はどちらも約2,000万人減だったので、今月の雇用統計は大きなポジティブサプライズとなった。
また今週は政策金利の発表が多かった。2日火曜にはオーストラリアが政策金利を発表し、0.25%の据え置きだった。3日にはカナダが発表し、こちらも0.25%の据え置きだった。そして4日木曜にはECBが発表し、政策金利を据え置く一方で量的緩和の金額が拡大された。
好調な米雇用統計を材料として、今週は先週に続いて株式市場が高騰した。特にNY株式市場の上昇幅が大きく、ダウ工業平均は3日の527ドル高、 5日の829ドル高を含む5営業日全てで上昇。またNASDAQ総合指数は5日に2~3月の暴落前の水準を超え、史上最高値を更新した。
日本の株式市場も堅調で、暴騰した日はないものの連日日経225平均が約200円ずつ上昇。こちらも5日連続上昇で終わり、週足では986円高だった。そして5日の場中後には米雇用統計発表を受け先物がさらに上昇したため、先物と併せた先週からの2週間での上昇幅は3,000円近くになる。またNYダウも2週間で3,000ドル近く上昇した。
為替市場でも今週はやや大きな動きがあった。先週までしばらくの間107円台の狭いレンジに留まっていた米ドル/円は、今週になって6月2日にレンジをブレークして108円台まで上昇。5日の米雇用統計発表後は一段と円安が進行し、109円台に乗せ一時は110円にも近付いた。
他のクロス円通貨でも円安が進行し、週開始時点で119円台にあったユーロ/円は景気回復期待を受けて大きく上昇。週後半には約1年ぶりとなる124円をつけた。ポンド/円も同様で月曜時点では133円台にあったレートが、週を通して円安・ポンド高が進み週後半には3月以来となる139円をつけた。
先物市場でも景気回復期待から原油が高騰。週開始時には35ドル付近にあったNY原油は、上昇が続き5日には一時40ドルに近付いた。逆に金はリスク回避の買いが後退し、今週中に1,700ドルを割り込んだ。
先週・今週と株式市場の高騰が続き「コロナバブル」などという言葉も使われ始めている状況だが、来週はこの高騰が3週目に入るかどうかが焦点となる。2週間続けて大きく上昇したのでさすがに調整の動きが入ってもおかしくないが、材料次第では続伸もありえるだろう。
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June 07, 2020 at 12:51PM
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