東京外国為替市場のドル・円相場は下落。一時1週間ぶりに1ドル=108円を割り込んだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、米長期金利の低下や株安も相まって先週上昇した反動が出ている。
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市場関係者の見方
三井住友信託銀行ニューヨークマーケットビジネスユニットの持田拓也調査役
- 米雇用統計も終わり、週をまたいでリセットしたときに、1ドル=110円に到達できなかったこともあり、全体的なドル安の動きが素直にドル・円にも波及してきた
- ドル・円は最近の上昇が行き過ぎだったと再確認された結果、上値は重く、6月2日からの上昇分の全値戻しの107円半ばぐらいまでは見てもいい
クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長
- RSI(相対力指数)がユーロ・円は80超え、ドル・円も70超えと買われ過ぎの水準に達していたので、ポジション調整のタイミング
- FOMCは金融政策の変更は見込まれていないが、ポジション調整の動機付けにはなる
ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト
- 先週までのリスクオン一辺倒のムードが若干変化が出てきており、きのうFOMCでYCC(イールドカーブ・コントロール)を議論するとの一部報道が出て、その色合いが少し濃くなってきた
- FOMCを控えて米金利がさらに下がる前にドル・円を売っておこうというムードになりやすい。ただ、リスクオフというわけではなく、きょうのニューヨーク市場ぐらいまで先週までの上げ幅を縮小するような動きになった後は様子見になりそう
背景
- 米10年債利回りは時間外取引で一時0.84%まで低下。先週は週間で24ベーシスポイント(bp)上昇し、一時は0.96%と3月下旬以来の高水準に達していた
- 米国株は8日にS&P500種株価指数が年初来の下げを埋めるなど大幅続伸。一方、9日のアジア時間の取引で米株価指数先物は軟調、日経平均株価は前日比147円安で午前を終了
- 9、10両日開催のFOMC会合では、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジの変更はなく、金利や資産購入の今後の道筋についての指針の変更もない見込み
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June 09, 2020 at 10:42AM
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ドル・円下落、米金利低下や株価軟調で一時1週間ぶり108円割れ - ブルームバーグ
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