Search

今週の株式・外国為替市場の動き総括、3月23~27日 - iFOREX

株式市場では2月下旬から先週まで4週間暴落が続いていた。今週は5週目の暴落となるか止まるかが焦点だったが、アメリカが2兆ドル規模の経済対策を成立させたことから地合が好転し、歴史的な大リバウンド相場となった。

ダウは週足で2,463ドル高

COVID-19(新型コロナウイルス)の流行とその経済的影響を懸念し、2月下旬から先週まで株式市場では暴落が続いていた。今週の株式市場の焦点は、暴落が5週目に入るかあるいは止まるかだった。


しかし先週末頃からアメリカは2兆ドル(約216兆円)規模の経済対策案を成立させるために動いた。今週序盤では成立の見通しはなかったものの、24日火曜から25日水曜にかけて与野党が大筋で合意。そして今週末までには議会を通過し、大統領が署名して成立した。


米経済対策への期待が膨らんだだめ、今週の株式市場は歴史的な大リバウンド相場となった。NY株式市場では、23日月曜はまだ米与野党が経済対策案で合意していなかったため、ダウ工業平均は582ドル安と続落。


だが24日になると与野党が合意に近付き、ダウは過去最大幅の2,113ドル上昇。さらに合意がほぼ確実になった25日には495ドル、26日には1,351ドル上昇し、24~26日の3日間で約4,000ドルもリバウンドした。27日金曜には915ドル反落したが、結局週足では2,463ドル高と過去最大の上昇で終了した。


日本の株式市場も同様にリバウンド相場だった。先週から円安が進行しており、そのため日本株の下落は米国株に比べてすでに緩やかになっていた。アメリカがまだ下げていた23日も、日経225平均は335円上昇。


そして米経済対策案の成立が近付いた24日は1,205円高、25日は1,454円高と2日連続で4桁上昇した。しかしその後も26日は880円安、27日は725円高とボラティリティの高い相場が続き、週足では2,837円高だった。


為替市場ではそれほど目立った動きはなかったが、先週円安になり今週も前半は111円付近に留まっていた米ドル/円が、週後半になると円高・米ドル安に動き、週の終了時までに107円台まで円高が進行した。


先物市場では金に大きな動きがあった。先週は1,500ドルを割り込んだNY金だが、23日午後9時過ぎに米FRBが無制限の量的緩和を発表すると、その後暴騰。24日になっても上昇は続き1,600ドルを越えたもの、その後は週の終了まで1,600~1,640ドルのレンジに留まった。


来週は4月1日水曜に米3月ADP雇用統計が、3日金曜には3月雇用統計が発表される。3月の数字なのですでにCOVID-19でアメリカがロックダウン等を発令した後であり、現在のところ前月比10万人減というかなり厳しい数字が予想されている。


その他にはイギリスの第4四半期GDP改定値やユーロ圏の3月CPI等が発表されるが、やはり市場を大きく動かす可能性のあるのは米雇用統計と思われる。

Let's block ads! (Why?)



"外国為替" - Google ニュース
March 29, 2020 at 04:11PM
https://ift.tt/2WSr0qq

今週の株式・外国為替市場の動き総括、3月23~27日 - iFOREX
"外国為替" - Google ニュース
https://ift.tt/2NYfrrr
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "今週の株式・外国為替市場の動き総括、3月23~27日 - iFOREX"

Post a Comment

Powered by Blogger.