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今週の株式・外国為替市場の動き総括、3月16~20日 - iFOREX

先週まで3週連続で暴落が続いていた株式市場だが、今週暴落が止まるかどうかが注目された。しかし現実には16日にNYダウが史上最大の2,997ドル下落し、週足でも4,012ドル下げるなど今週もまた暴落の1週間だった。

為替は円安・米ドル高に

COVID-19(新型コロナウイルス)の影響を懸念した株式市場の暴落はなかなか止まらず、先週まで3週間続いた。世界の投資家は今週は止まってくれることを期待していたが、実際には4週目の暴落の週となった。


また今週は世界各国の中銀が次々と利下げや金融緩和措置を発表した。週明け16日月曜の朝方には、FRBが先陣を切って1%の緊急利下げを発表。さらに同じ日の正午には日銀がETFの購入を年間12兆円に倍増すると発表した。


日米以外にも、イギリス、豪、NZが利下げを発表。また新興国でも韓国、トルコ、南アフリカ、インドネシアなどが利下げを行い、今週利下げや緩和措置を発表した中銀は15ヶ国・地域にも上った。


しかしこれだけの緩和措置を行ったにも関わらず、株式市場の暴落は止まらなかった。16日のNYダウは開始時から暴落し、最終的には2,997ドル安と史上最大の下げ幅で終了。翌17日火曜は1,049ドル高と反発したものの、18日水曜には1,339ドル安とまた大きく下落。


19日木曜は188ドル高と9営業日ぶりの3桁変動に落ち着いたが、20日金曜は913ドル安とまた大きく下落した。これで週足では4,012ドル安で終了したことになり、先々週の3,583ドル安を超えて史上最大の週足下落幅となった。


株式市場の下落が続く一方、為替はこれまでのように円の全面高にはならず、特に米ドルに対しては下落し円安・米ドル高が続いた。今週を105円台からスタートした米ドル/円は、週を通して円安が続き20日には111円と株の暴落が始まった2月下旬の水準を回復した。


円安が進行したために、東京株式市場の下落は比較的緩やかだった。16日には429円安と下落した日経225平均は、17日にはわずか9円上昇。そして18~19日も下げたが下げ幅は小さく、週足では879円安だった。


今週は先物市場もかなり値動きが荒かった。30ドルから今週をスタートしたNY原油は、週前半に3分の1も暴落し18日には20ドルに近付き2002年以来の安値をつけた。その後週後半には急激にリバウンドし28ドルを回復したが、週の終了間際にまた大きく下落した。


来週は26日木曜にイギリスの政策金利発表があり、また経済指標としては米2月個人消費支出の発表などがある。イギリスは今月すでに2回の緊急利下げを行っており、これ以上の利下げ余地がなくなってきている。


アメリカや欧州諸国は今週に入ってCOVID-19を封じ込めるためのイベント中止、商店の営業停止、外出禁止といった措置をさらに強化しており、来週も経済の停滞懸念は市場に残ると思われる。

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March 22, 2020 at 06:15PM
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