6日午前の東京外国為替市場で円相場は大幅に上昇した。12時時点では1ドル=105円90～91銭と前日17時時点に比べ1円46銭の円高・ドル安だった。11時15分ごろに一時1ドル=105円83銭近辺と2019年9月以来およそ半年ぶりの円高水準を付けた。米長期金利が日本時間6日の時間外取引で低下し、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが入った。
日経平均株価が下げ幅を600円超に広げるなど、アジア各国・地域の株式相場が下落したのも投資家のリスク回避姿勢を強め、「低リスク通貨」とされる円の買いを誘った。半面、半年ぶりの高値圏とあって国内輸入企業などによる円売り・ドル買いも出て、円は上値が重くなる場面もあった。
円は対ユーロでも上昇した。12時時点では1ユーロ=118円95～97銭と同47銭の円高・ユーロ安だった。ドルに対して円買いが膨らみ、円買い・ユーロ売りに波及した。
ユーロは対ドルで上昇した。12時時点では1ユーロ=1.1232～33ドルと同0.0109ドルのユーロ高・ドル安だった。米長期金利の低下を背景に、ユーロ買い・ドル売りが優勢だった。11時10分ごろには一時1.1249ドル近辺まで上げ幅を広げ、2019年8月以来およそ7カ月ぶりのユーロ高水準を付けた。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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March 06, 2020 at 10:39AM
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外為12時 円、一時半年ぶり高値 105円台後半、米金利低下で - 日本経済新聞
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