6日午前の東京外国為替市場で円相場はきょうここまでの高値圏で小幅な動きとなっている。10時時点では1ドル=106円24～25銭と前日17時時点に比べ1円12銭の円高・ドル安だった。前日の海外市場で一時半年ぶりの円高水準を付けたこともあって、国内輸入企業による円売り・ドル買いが出たようだ。10時前の中値決済に向けては、「ドルは不足気味」（国内銀行の為替担当者）との声があった。9時20分すぎには一時106円34銭近辺まで上げ幅を縮小した。
半面、米長期金利が日本時間6日午前の時間外取引で低下しており、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りを誘っている。日経平均株価が心理的な節目である2万1000円を下回り下げ幅が500円を超えると、歩調を合わせた円買いが入り上げ幅を拡大する場面があった。
円は対ユーロでもきょうの高値圏で小幅な動きとなっている。10時時点では1ユーロ=119円18～21銭と同24銭の円高・ユーロ安だった。対ドルでの円相場の動きにおおむね連動している。
ユーロの対ドル相場も高値圏で小動き。10時時点では1ユーロ=1.1218～19ドルと同0.0095ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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March 06, 2020 at 08:25AM
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外為10時 円、106円台前半で小動き 中値「ドル不足」の声 - 日本経済新聞
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