
10日の東京外国為替市場で円相場は下落した。17時時点は1ドル=109円56~57銭と、前日の同時点に比べ22銭の円安・ドル高だった。中東情勢への過度な警戒感が後退し、「低リスク通貨」とされる円には売りが優勢だった。
10日は事業会社の決済が集中しやすい「5・10日(ごとおび)」にあたり、国内輸入企業による円売り・ドル買いも相場を押し下げた。
ただ、円売り一巡後は下げ渋った。米国とイランの軍事衝突への警戒感が完全に払拭されたわけではなく、円の安値圏では買いも入った。日本時間10日夜には2019年12月の米雇用統計の発表を控え、投資家の様子見姿勢は強かった。
円は対ユーロでも下落した。17時時点は1ユーロ=121円71~73銭と、前日17時時点に比べ18銭の円安・ユーロ高だった。対ドルでの円売りや日経平均株価の上昇が円売り・ユーロ買いを促した。
ユーロは対ドルで下落した。17時時点は1ユーロ=1.1108~09ドルと同0.0007ドルユーロ安・ドル高だった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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January 10, 2020 at 03:25PM
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外為17時 円、下落し109円台半ば 対ユーロでも下落 - 日本経済新聞
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