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今週の株式・外国為替市場の動き総括、1月6~10日 - iFOREX

今週は東証にとって2020年最初の週だった。しかしそれに先立って先週3日には米軍によるイラン司令官殺害事件があり、週開始時ですでに米イラン間の緊張が非常に高まっていた。結果として今週はボラティリティの高い週となり、日経225平均は全ての日で3桁変動した。

NYダウは最高値更新

海外に比べるとやや遅いが、今週は東証が大発会を迎え2020年の取引をスタートした。しかしそれに先立ち、先週の3日金曜には米軍がイラクにいたイラン防衛部隊のソレイマニ司令官を攻撃し殺害。お正月を楽しむ日本の投資家にとって寝耳の水の事件となった。


この事件が中東における大規模紛争のリスクを高め、3日以降金融市場はかなりボラティリティの高い相場が続いた。また今週の8日水曜朝にはイランがイラクの米軍基地に対して報復としてミサイルを発射。この攻撃で中東の緊張は一段と高まった。


また今週は米雇用統計発表の週でもあった。8日に発表された12月ADP雇用統計は、予想の前月比16万人増に対し発表は20万2000人増と予想を上回った。その一方で10日金曜に発表された12月雇用統計は、予想が前月比16万4000人増、結果が14万5000人増だった。


中東懸念が高まった結果、今週は特に日本の株式市場で荒い動きが続いた。大発会となった6日月曜は寄り付き時から下落し、この日は日経225平均が451円安で終了。昨年大発会の453円安とほぼ同じ下落幅だった。


しかし翌7日火曜には371円高と大幅反発。その日夜のNY株式市場も大きな下げにはならなかったものの、8日朝にはイランによる報復攻撃が報道されこの日は一時23,000円を割るところまで下落。


ところが9日未明になるとトランプ大統領が会見しイランに対してこれ以上の軍事行動は起こさないと発言したため、9日木曜には535円高の暴騰。10日は111円高と続伸し、週足では194円高とまずまずのスタートだった。


NY株式市場は中東懸念が高まったにも関わらず比較的小さい変動幅の日々が続き、トランプ大統領の会見後の9日にはダウ工業平均が最高値を更新。そして10日には史上初の29,000ドルを突破したものの、この日はその後反落し133ドル安で終了した。


為替市場では米ドル/円が週前半には108円付近で上下。そして8日朝にイランが報復攻撃を行うと一時107円70銭まで下がったが、その後は反騰しトランプ大統領の会見によってさらに中東リスクが後退。10日には109円台後半まで上昇した。


来週は南アフリカの政策金利発表や、中国の昨年第4四半期GDP発表がある。中国のGDPは前年同期比で6%の成長が予想されているが、場合によっては5.9%など6%を下回る数字になるかもしれない。5%台になったら1992年の四半期GDP統計開始以来最低の数字であり、中国の経済の減速はかなり鮮明になってきていると言える。

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January 12, 2020 at 02:39PM
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