20日の東京外国為替市場で、円相場は反発した。17時時点では前日の同時点に比べ22銭の円高・ドル安の1ドル=109円35～36銭で推移している。市場予想を下回る結果となった米経済指標の発表を受け、米景気の拡大ペースが緩やかになるとの見方から円買い・ドル売りが優勢だった。
19日発表された12月の米フィラデルフィア連銀製造業景況指数が半年ぶりの低水準となった。11月の米中古住宅販売が市場予想を超えて減り、円買い・ドル売りが入った。英国の欧州連合（EU）離脱後の「移行期間」中に通商交渉がまとまらないとの警戒が根強く、円が英ポンドに対して大きく上昇したことも対ドルでの円買いにつながった。
9～17時時点の円の高値は109円26銭近辺、安値は109円40銭近辺で、値幅は14銭程度だった。
円は対ユーロでも反発した。17時時点では同29銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=121円62～63銭で推移している。英EU離脱後の通商交渉に対する不透明感からポンドに対する円高が進み、対ユーロでも円を買う動きが優勢だった。
ユーロは対ドルで小幅に続落した。17時時点は同0.0004ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1122ドル近辺で推移している。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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December 20, 2019 at 03:26PM
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外為17時 円、反発し109円台前半 対ユーロも反発 - 日本経済新聞
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