27日午前の東京外国為替市場で円相場は小幅に反発した。12時時点では1ドル=109円48銭近辺と前日17時時点に比べ7銭の円高・ドル安だった。日経平均株価の下落を受けて投資家のリスク選好姿勢が後退し、「低リスク通貨」とされる円に買いがやや優勢になった。26日の米長期金利が低下したのも、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りにつながった。
円の上値は限られた。国内輸入企業による実需の円売り・ドル買いが出た。年末を前に積極的に一方向に持ち高を傾ける動きは限られた。
円は対ユーロで続落した。12時時点では1ユーロ=121円81～82銭と同32銭の円安・ユーロ高だった。ユーロがドルに対して買われ、円売り・ユーロ買いが優勢となっている。市場では「新たなニュースは伝わっていないが、年末の薄商いのなかで持ち高調整のユーロ買いが入ったのではないか」（FX会社のアナリスト）との声があった。
ユーロは対ドルで続伸。12時時点では1ユーロ=1.1116～17ドルと同0.0026ドルのユーロ高・ドル安だった。
〔日経QUICKニュース（NQN）〕
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December 27, 2019 at 10:34AM
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